ESCAPE R3での自転車通勤　ステム交換、ハンドル交換

通勤で使用している「ESCAPE R3」について、以下を目的にハンドル交換、ステム交換を行う事にした。

「目的」
１．もう少し前傾姿勢にしたい。
ロードバイクの場合はクロスバイクに較べて前傾姿勢になるが、最近はそのぐらいの姿勢の方がむしろ楽だと感じるようになったので。

２．ハンドル周りを黒で統一したい
純正のシルバーも良いのだが、シートポストも黒だしハンドルまわりも黒を基調とする事で見た目が引き締まると思うので。

で交換用のパーツを探したところこれが以外と高い。性能、軽さうんぬんにはこだわっていないので、あまりお金を掛けたくはないと思いオークションで探す事に。で最近やっとオークションでステムを買う事が出来た。

↑オークションで購入したステム。新品を500円以下で購入でき満足していたが、送料が商品金額を超えてしまったので微妙・・ネットで事前にサイズについて確認したところ、ESCAPE R3のステムはハンドルクランプ径が「25.4ｍｍ」、フォークコラム径が「オーバーサイズ（1-1/8インチ）」との事であったので間違えないように購入。今回は前傾姿勢にする事が目的の一つなので、現状のステム「110mm」よりも少し長い「120mm」の物を購入した。

↑立ち寄った自転車店で、色が黒、ハンドル径が「25.4ｍｍ」で最も安いものという条件で「GRUNGE（グランジ）」というハンドルを購入した。まあ可もなく不可もなくといったところだろうか。ハンドル切断のための目盛りは欲しかったが仕方ない。

↑コラムスペーサーも黒を購入、どのサイズを何枚買えばよいかわからなかったが、純正で付いているコラムスペーサーは全部で45mmという事であったので、最低でも45mmあれば足りると思い、20mm+15mm+10mm+5mmの計50mmがセットになった物を購入。アルミとカーボンで思った程金額の差はなかった事や、柄が気に入った事もありカーボン素材のスペーサーを購入。これで物は揃ったので早速交換作業を行う。

↑まずはブレーキ、シフト、サイコン、ライト等、ハンドル周りに付いているものをすべて外す。ブレーキ、シフトはネジ1個でとまっているのでアーレンキーで緩めて外す。その際ブレーキ、シフト、グリップ等の付いていた角度を覚えておくと後々楽だったりする。

↑ハンドル、ステム、コラムスペーサーを取り外した状態。

↑ステム交換前。ちなみに元々付けていた純正ステムは上下逆にして付けていた。こうする事で購入時のハンドル位置より低くする事ができるので。

↑ステム交換後。んー中々良いのでは。ただ純正ステムより少しハンドルが高くなりそうなのでコラムスペーサーで調整する必要があるかな。

↑購入したハンドルについて、購入時は580mmでかなり長い状態なので切断する事になるが、はてどの程度の長さがよいか。現状のハンドルは純正の580mmに対し、方側20mmずつ切断したので520mmという事になるが、正直これでも少し長いと感じていた。なので思い切って片側40mmずつ切断してみる事に。

切断する際にはパイプカッターといわれる工具で切断する事になる。ネット上では100均ショップのものでも充分というような情報もあったが、当時、今後も使う事もあるだろうと思いホームセンターで売っていた1000円程度の物を購入した。まあ100均よりは多少はましなのではないかなと・・

↑こんな感じでパイプカッターの刃をハンドルにあて、回転させて少しずつ削っていき切断、切断後は切断面にバリが残っている状態なので、パイプカッターに付属しているバリ取りやヤスリで綺麗にして切断完了となる。

純正ハンドルの切断時も同じ作業をしたが今回の方が全然楽だった。純正ハンドルはとても分厚いので力は余計に必要になるし、何回も回転させなければ切れなかったのでとても大変だった記憶がある。取り外した純正ハンドルと今回購入したハンドルの重さを手で持って較べたところ、あきらかに純正ハンドルの方が重たかった。
　この程度の軽量化では体感できる程ではないだろうが、まあ軽い事に越したことはない。注意点として、パイプカッターは適当に回すとまっすぐ切断できないので、曲がらないように確認しながらゆっくり慎重にやった方が良いと思う。私は曲がって切断してしまったので・・

↑後は外したブレーキ、シフト等のパーツを戻していき、ハンドル交換、ステム交換の作業は完了。実際交換が終わるまでは購入した部品のサイズが合うか不安だったが、とりあえず問題なく完了したので一安心。ハンドル位置は現状より低くしたかったのでコラムスペーサーで調整。コラムスペーサーは50mmのセットを購入したが、購入したステムが純正より高さがあった事もありスペーサーは一枚余ってしまった。ステムキャップは純正シルバーのままとしたが、これはこれでアクセントになり気に入っている。

※後々知ったのだがステムのネジを締める順番があるらしく、どうも私は間違って締めていた事に気づいた。正しくは以下のようにするらしい。
①トップキャップをのネジを締めて、手応えがあったところから30～45度ほどさらに回す。※きつく締めすぎるとベアリングを炒めてしまう。
②ステムのサイドのネジを仮で締める。
③ハンドルを持って前後に動かし、がたつきがないか確認する。
④前輪をうかせてハンドルが自然に切れるか確認する。スムーズに動かなければ①からやり直し。
⑤ステムのサイドをしっかり締める。

↑作業完了後に分かった事だが、ハンドル中央部分は両サイドに較べパイプ径が大きいので、いくらハンドルを短くしてもシフト、ブレーキが中央部部分によらず思ったよりハンドル幅を短くできなかった。結果、写真にあるようにグリップの内側にハンドルエンドが見えると思うが、そのハンドルエンド部分とグリップの端を合わせる事ができず、エンドキャップがはめられない状態となってしまった。

一応これで今回の作業は完了。気になる点として、今回変更前よりハンドルを短くしたがワイヤー類はそのままなので、ワイヤーの長さが余ってしまう状態となってしまっている。これだと多少見た目が悪いのでその内ワイヤーも短くした方がいいかもしれない。まあ走行上は影響なさそうなので、慣れてそのままにしてしまいそうな気もするが。あとはエンドキャップをどうするかだなー。
とはいえ、今回の目的である「ハンドルまわりを黒で統一」、「前傾姿勢にする」は実現できたので満足している！