ESCAPE R3での自転車通勤3 シフトワイヤー交換

自転車通勤で使用している「ESCAPE R3」だが、少し前に通勤途中でリアのギアチェンジをしてもギアが変わらなくなってしまうという状況になってしまった。元々アウターケーブルが破れ、中のインナーケーブルが錆びているような状態だったので、おそらく何かのきっかけでインナーワイヤーが切れたのだと思われる。ギアは変更できなくなったが、幸い重くもなく軽くもないという箇所でギアが固定されていたので、その固定されたギアでなんとか会社に辿りついた。今回のケーブル交換にあたり、作業的に自分でもできる範囲だろうと思い修理してみる事にした。

↑シマノのシフトケーブルセットを購入。このケーブルセットは、インナーケーブル、アウターケーブル、エンドキャップのセットなので個別に揃えなくてすむ。

↑当初ワイヤーカッターは100円ショップの工具を購入してみたが、切断にとても苦労してかつ切断面もぼろぼろの状態になってしまうで、これは専用品が必要だと思い後日購入した。結果、やはり専用品のワイヤーカッターは100円ショップのとは違い、簡単に切れて切断面もとても綺麗だった。

↑事前に作業の内容を把握するため、ネット上の情報と「自転車トラブル解決ブック」という本を参考に見ており、なんとなく作業の概要は理解しているつもりでいたが、やはり実際やろうとするとよく分からない事が多い。そもそもインナーケーブルを外す事すらできん・・　グリップシフトの構造を理解するため、まずはグリップシフト部分をハンドルバーから外してみた。グリップシフトを分解するとこんな感じになり、小さな金具が入っている。これがないとたぶんギアチェンジできなくなると思うのでなくさないように注意する必要がある（けっこう簡単に外れてしまうので）。

↑インナーケーブルを辿っていくとグリップシフトの数字が書いてあるあたりからケーブルが出ており、この部分はゴムがめくれるようになっている。そこをめくってみるとワイヤーを通す小さな穴があり、そこからワイヤーを入れられるようになっている。この後はそんなに難しい事はなく、新しいアウターケーブルを元のアウターケーブルの長さに合わせてカット、アウターケーブル内に油を塗り、アウターケーブルにインナーケーブルを通し、車体に装着、その後各ギアで正しくギアチェンジされるかを実際にタイヤを回して調整をしていく。各ギアでスムーズにギアチェンジができれば完了、まあざっくりいうとこんな感じ。

私が失敗してしまった事で絶対にやってはいけない事として、インナーケーブルは最後に余った分を切る事！購入した状態のインナーケーブルは先端がほつれないよう丸められており、その状態であればアウターケーブルの中にスムーズに通す事ができるようになっている。今回何をどう思ったのか、作業前にインナーケーブルを切断してしまったため、切断面がほぐれてしまったのだ。そうなるとその後の作業でアウターケーブルの中にインナーケーブルを通す際に、ほぐれた部分がひっかかってしまい、中にケーブルを通す事が難しくなってしまう。なので、その後泣く泣くインナーケーブルを買いに行く事に・・
なんだかんだで作業時間は2時間ぐらいかかったが、作業方法やグリップシフトの構造等が理解できたので、自分で作業してよかったと思う。