madoneの調子が悪い

　昨年11月にTREKのMADONE SL6を購入していたのですが、ここにきて調子が悪い部分が出てきてしまったので今回はその辺りについて。

↑結論からいうと調子悪いのはTREKのお家芸の一つでもあろう振動を吸収する仕組みである「IsoSpeed」の部分。

　少し前に筑波でヒルクライムをした際、何やらどこかからギシギシという異音が聞こえてくる事に気づいた事で発覚。

　平坦ではほぼ聞こえなくて、上りの時にだけ顕著に表れるこの事象。結構大きな音だったので、正直気になってヒルクライムどこではなくなってしまった・・・。

　異音の特定をすべく諸々確認しつつ走る。BB？サドル？ペダル？シートポスト？などなど、自分なりに切り分けて走ってみると、どうもダンシングした時は全くならない事と、上りでサドルに荷重が掛かる場合に顕著で平坦ではそれほどでもない事などが分かってきた。

↑色々切り分けして怪しいのは「IsoSpeed」と推測。ただ走っていない状態で手で前後したりと動作を確認しても正直良く分からず・・・。

　IsoSpeedの部分のネジのトルクを見たかったのでケースを外し締め具合を確認すると、なんとゆるゆるな状態ではないか！？この状態で乗る事に不安を感じたので、この日のヒルクライムは終了する事に。

↑家に帰ってじっくり見てみると、衝撃吸収を調整するスライダーをとめているネジも緩んでしまっていて、設定した位置からスライダーずれてしまっている事に気づく。

　これはちょっと見てもらう必要があるなという事で購入店に見てもらう。店員さんがいうにはIsoSpeedの音鳴り問題は結構あるみたいで、割と個体差もあるとの事。ネットで調べてみても同様の事が起きているのを目にする。

　で、数日預けてショップから連絡があり引き取りに向かう。IsoSpeed部分を組みなおしたという事で再度走ってみると、全く事象が解消していない・・・。

　100kmほど走行して自宅でIsoSpeedのネジ部分を見てみるとまた緩んでいる・・・。そもそも音鳴りも全然解消していないし、どこをどうメンテナンスしたんだか・・・。

　再度ショップに確認すると、直接的な原因かどうかは不明だけど、IsoSpeedを分解した際に再利用不可のパーツがあるらしくそれをそのまま使ってしまっていたという事で、その部品を取り寄せて再度組付けてもらう事となった。

　またトップチューブにあるスライダーが緩んで動いてしまう件については、規定トルクが4nmの所を5nmで締めたので様子をみてほしいとの事。規定トルクを越えた状態で問題ないのか確認した所、ある程度マージンがあるので大丈夫とのショップの見解。

　いや、規定トルク以上で締める事に対しても抵抗あったし、そもそも規定トルクで緩んでしまうのなら、別な所に原因あるでしょ？？と思ったのでその旨も伝えて再度メンテナンスを依頼。

　そんな感じで少し前にメンテ完了したとの事で連絡を受ける。明日辺り走りに行って確認してみようかなと。

　しかし今回思ったのは、複雑な仕組みであるIsoSpeedはメリットもあるけど、こういうトラブルを生む原因にもなるのだなと。そうなると構造的にシンプルなエモンダの方が良かったのかな～とも思ってしまったり。

　んー、気に入って購入したMADONEだけに、そうならないように解消されている事を願うばかりです。
※もしTREK乗りの方で同様の事象になった方は情報頂けるとありがたいです。