カーボンハンドル(Bontrager RXL VR-SF)購入、交換後のレビュー
公開日:
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パーツ
2015/06/28(日)
さて夏休みを利用して東京~福島県(会津若松市)までの約300kmのロングライドを予定している事は前回のブログで記載した通りなのだが、それまでにいくつか部品の変更なりアイテムの追加をしようかと考えている。交換なり購入しようと考えているのは以下の部品、アイテムとなる。
1.ハンドル
2.グローブ
3.タイヤ
4.サドルバッグ
上記の内、まず真っ先に交換したかったのがハンドルだ。以前福島県のいわき市まで行った際に手の痛みが辛くて後半とてもしんどかった事もあり、カーボンハンドルにする事である程度衝撃が緩和され、結果手の痛みが軽減されるのではないかという思いがある。あとは肩こりが酷くてこれについても結構辛い思いをしたのだが、自分なりに考えた結果、ハンドルのポジションが合っていないからなのではと考えるようになった。というのも乗っている時にブレーキやシフトチェンジをする時以外は常にブラケット部分ではなく、その手前あたりに手を置いて走る事が多く、ブラケットまでの距離が遠いと感じていて、気づいてはいないけど実は合っていないポジションだったと考えられる。最初はロードバイクに慣れていないだけかと考えていたが、2年乗っていても変わらないのでやはりポジションが合っていないのだと結論づけた。
という事でハンドルの交換を相談するためいつもお世話になっているお店へ相談に行ってみた。今回の目的(手の痛みの緩和、ポジションの変更)を話して相談したところ、結果としてはBontragerの「Race X Lite IsoZone VR-SF」というカーボンハンドルが最有力候補となった。このハンドルの特徴としてはいわゆる「ショートリーチ&ショートドロップ」というハンドルらしく、ブラケットまでの距離、いわゆるリーチが短いタイプで、かつドロップ幅(下ハンまでの距離)が少し短いというハンドルで、全体的に今のハンドルよりコンパクトにしたいと考えていた今の私にはもってこいのハンドルであった。ハンドル幅についても、恐らく今の私に合っていないもしくは幅が狭い方が好みという事もあり440mm→420mmの物を選択。という事で一度見積もりをもらい検討してみる事にした。
↑という事で数日悩んだが購入する事した!写真だとなかなかわからないのだけど、カーボン柄がとても綺麗であった。バーテープで巻いてしまうのでほとんど見えなくなってしまうのが残念ではあるのだが・・・ あと当たり前だけどやはりカーボンという事で軽い!とはいえ乗っていてこの軽さが体感できるとも思えないが、まあ軽いに越した事はない。交換については締付けトルク等きちんと行う必要があり、自分でやるにはトルクレンチ等の道具も無いため今回は店にお任せする事にした。土曜日に作業が完了し、ラッキーな事に日曜日は雨から晴れの予報に変わったため、早速乗ってみる事にした。
↑いいアングルで撮れなかったけど、交換後はこんな感じとなる。やはりカーボンが美しい!個人的にカーボン素材が大好きなので、この見た目の変化もうれしいポイントである。という事でホームコースである江戸川サイクリングロードの往復100kmを走ってみる事にした。乗ってすぐ分かった事としてはショートハンドルにした事によるポジションの変化だ。リーチ幅を短くした事でブラケットも握り易くなり、レバーの操作もしやすくなった。今回リーチ幅が85mm→70mmと短くなっているのだが、この影響かブレーキを掛けた感じも今までよりもずっとやりやすい!やはりポジションというのは重要なのだなと実感。ハンドル幅については全体で20mm短くなった事により、とてもしっくりくる感じとなった。またこのハンドルは下ハンドルの幅が上ハンドル幅より広くなっている。そのため下ハンドルで操作した時に上ハンドルに腕があたりずらくなっており、このあたりもなかなか良いのではないかと。
次に衝撃吸収性について、素材がカーボンなのでそれ自体の衝撃吸収性も良いのだと思うが、それプラスこのハンドルには衝撃吸収材のパッドが上ハンドルに入れ込まれており、それもあって衝撃を良く吸収していると感じる。実際大きな段差を乗り越えたような場合でも以前よりも柔らかい感じの乗り味となったと思う(うまく伝えるのが難しい・・・)。今回は100km程度しか乗っていないので手の痛み、肩こりも大丈夫であったけど、これが200kmオーバーになってくればそのあたりも大きく変わってくると思われる。
ちなみにカーボン素材となると転倒した時などによる損傷が気になるところではある。ネットで調べてもカーボンハンドルを肯定する人、否定する人とで結構意見が割れているように思える。ただ店員さん曰く、普通に転んだ程度ではまったく問題ないという事であった。※実際転倒した事もあるそうだが全然大丈夫であったようだ。
まあでも締付けトルク等、管理はしっかりやっていく必要があるだろう。トルクレンチぐらいは購入しないとだめかな。
しかし今回のハンドル交換、金額としてはハンドル単体で約3万円、バーテープが約3000円、工賃4000円と計4万円近く掛かっている。まだまだ1日乗っただけではその良さはわからないと思うけど、夏に予定しているロングライドに向けてなかなか満足できる買い物をしたと思っている。しかしハンドルに4万円・・・ この感覚は普通の人には理解できないよねきっと・・・
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