東京~会津若松 300kmのロングライドに挑戦
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計画していた東京~会津若松へのロングライドへ行ってきた。距離にして約300kmと過去自分が走った中では最長の距離を走る事になる。去年も同じ計画を立てていたのだが、途中転倒して怪我をしたのでやむなく断念した。という事で今年はぜったいに完走すべく、今日までにヒルクライムのトレーニングをしたり、装備類の見直しをしたりと色々と準備をしてきた。それなりに自信はあるが、300kmと自分にとっては未知の距離、はたして完走できるだろうか・・。
走行ルートについて、去年は漠然と北上すればいいだろうと適当に考えていたが、今回はなるべく通行量が少なく走りやすそうな道を選択したり、走行予定の区間を事前に試走するなど、結構時間をかけて検討した。結果、江戸川サイクリングロード~国道4号~国道461号~国道294号~国道49号の走行ルートで行く事にした。時間にして多く見積もっても17時間もあれば到着できるのではないかなと。現地には明るい内に到着したかったので、走行時間を逆算して自宅を深夜の2時少し前に出発した。
↑まずは自宅から江戸川サイクリングロードを経由して国道4号を目指す。ある程度睡眠をとってはきているのだが、深夜2時、3時となると普段は寝ている時間なのでどうも体は目覚めない。走行ペースもあがらないが、序盤で無理をすると後々きつくなるのでここはマイペースで進む。夜間の走行は何かと不安だが、いつも走っている道を今回は走行コースとしているので安心感がある。という事で4時頃に江戸川サイクリングロードの終点である関宿に到着。利根川橋をこえて国道4号の側道を走る。
↑国道4号に入って少し経つと徐々に明るくなってきた。気温は20度ぐらいとまだこの時間だと過ごしやすい。涼しい内に距離を稼ぎたいところだ。しかしこの国道4号の側道、車もほぼ通らないので走りやすくていいのだが、同じような景色がひたすら続くのでまあ退屈・・。この区間は距離も長いので、今思うと今回の行程の中でも地味につらかった区間であったと思う。7時20分ぐらいに宇都宮市に入る、この辺りで出発からちょうど100kmぐらいであった。
↑7時52分、国道4号で鬼怒川橋を渡る。退屈な区間を抜けたせいなのか、朝になってようやく体が目覚めてきたせいなのか、なぜかこの辺りで多少元気が出てくる。しかし朝から気持ちいくらいの快晴!スタートからゴールまで今日は雨の心配はほとんどない。やはり雨よりは晴れの方がいいので、今回は天気に恵まれて良かった!
↑日も高くなって段々と暑くなってきたので、国道4号沿いにあった氏家駅前で休憩する。ここは以前も寄ったのだが、トイレと自販機と椅子があるので休憩ポイントとしてはお勧め。先日試走で来た際はここまでだったので、ここから先は未だ走った事のない道となる。とりあえずこのまま国道4号を北上、国道461号の分岐を目指す。
↑9時頃、矢板あたりに到着。この辺りの国道4号は特段走りづらい感じではなかった。しかしこの先の那須以降の国道4号は自転車だと走りづらいとの情報を良く目にしていたので、ここから先は国道294号で北上する。国道294号へは国道461号を経由して向かう。
↑長かった国道4号を抜け国道461号に入るが、この道が交通量が多くて路肩も狭くとても走りづらかった。途中、車のドライバーから「自転車は車道走るな!」のような文句を言われ、「自転車は車道を走る乗り物なんだよ」といってやりたかったが、こういう輩に何をいっても無駄だろうし、時間がもったいないので無視して先を急ぐ事にした。
↑国道461号をしばらく走ると県道72号との分岐にぶつかるので、次はこの県道72号を走る。この道は先ほどの国道461号と較べ、交通量も少なく道も綺麗に整備されていてとても走りやすい。10時半に那須辺りに到着。距離にして約150kmとおおよそ半分は来た事になる。ここまでは平坦がメインであったが、次第に上りも増えてくる。
↑県道72号の次は国道294号を走る。この国道294号だが国道4号と違って景色が良い!走っていてとても開放感があって気持ちがいい。交通量も国道4号に比べたら全然少ないし、道幅もあるのでストレスは感じない。ちなみに私が走った区間では途中にコンビニも無かったし、自販機もあまり目にする事がなかった。途中自販機を見つけた時の嬉しさったらもうまさにオアシスって感じ!なのでこの辺りを走る際は充分にボトルの補給をしてから走った方がよさそう。
↑11時40分、栃木県と福島県の県境にある「境の明神」に到着。今回の行程で上りの山場としては2箇所あり、その内の一つが栃木県から福島県への県境にあるこの峠だったが、実際走ってみるとそれほどきつい印象はなく、気づいたらいつの間にか県境だったいう感じで到着。「道中安全の神様」という事なので、旅の安全を祈願してお祈りをして福島県に入る。次は白河市内を抜けて引き続き国道294号を走る。
↑200kmちょうどぐらいで「道の駅 天栄」に到着。国道294号では今回の行程の山場となる上りが待っているので、ヒルクライムに備え休憩。しかし暑い・・、アームカバーや頭に水をかけるがあっという間に乾いてしまう。暑さで疲労困憊しているこの状態でこの後の上りを越えられるだろうか・・。
↑国道294号の「天栄」という場所辺りだが、いや~この道の気持ちいいのなんのってほんとに素晴らしい道、景色であった!こんな綺麗な所を走れる地元のサイクリストの方が羨ましい!自転車の目線だからこそ見れる景色で、車やバイクからだとこうは見えないんだろーなー。
↑国道294号にある「勢至堂トンネル」に到着。ここに到着するまでの上りが一番きつい箇所だったかもしれない。200km近く走った後にヒルクライムとなると今まで経験した事がない。さすがにきつくて途中何回か足をついてしまったりと、終りが見えない上りに心が折れそうになっていた。なぜかZARDの「負けないで」を口ずさんでいたりと満身創痍な状態であったが、何とか最大の山場を越える。
↑この後いくつかアップダウンを繰り返し国道294号をしばらく走り、次は国道49号で目的地である会津若松駅を目指す。国道49号線は多少あれている部分もあったが、路肩もそこそこ広いので走りずらいという事はなかった。会津若松駅は標高が低いところにあるのでしばらくは下り基調で走る。
↑途中、観音様がみえるので立ち寄ってみた。「会津慈母大観音像」という観音様で高さは57mあるとの事。下からみるとすごく大きく見える。
↑そしてついに目的地である福島県の「会津若松駅」に到着!いや~長かった、無事つけてほんとによかった。距離にして大体285kmくらい、時間にして15時間くらいだったかな。やればできるもんだなと!
自転車に乗るようになって100km乗るのが当たり前になり、200km乗るのもそれほど大変だと感じなくなるようになった。そんな中で自分にとっては大冒険となる今回の走行距離300kmのロングライド。周りからはなぜ自転車でそんな距離を走るのかといわれる事もあるし、なぜなんだろうと自分でもふと思うときがある。そこはやはり自分の限界へ挑戦し、それをやり遂げた時の達成感が何物にも代え難いからというのが理由なんだろーなと思う。すでに今度は400kmかなーなんて思う自分がいる・・。んー到底周りの人からは理解されそうにない・・。
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